BRICsとVISTA
BRICsとVISTAということばを聞いたことがありますか?これらは、いま株式市場で人気を集めている新興国(エマージング)市場を代表する国をあらわした言葉です。
BRICsとは、ブラジル・ロシア・インド・中国の4ヶ国をあらわします。VISTAは、ベトナム・インドネシア・南アフリカ・トルコ・アルゼンチンを指します。
これらは今非常に人気の高いエマージングマーケットの中でも、さらに注目を集めている地域で、海外の投資家や個人投資家がこぞって参加している市場です。
インドや中国は2007年の快進撃は凄かったし、ブラジルも大きく値上がりしました。ロシアは少し出遅れた感がありますが、まだまだ期待される市場です。
ベトナムやインドネシアなどのアジア地域も非常に期待されています。これらの新興国が期待されるのは、人件費の安さや資源の豊富さといったことがあげられます。
たとえば、中国はいまでこそベトナムやインドにそのコスト競争で負けているような感じもありますが、ちょっと前までは非常に低コストで製品を作成できる世界の工場として認識されていました。
また、インドネシアや南アフリカ、ロシアやブラジルなど、資源国と呼ばれるほど資源の豊富な国々です。石油や天然ガス、金やほかの鉱物などがたくさん国土に眠っているのです。
新興国の成長により資源の需要が高まり、その資源を抱える新興国がさらに儲かるという図式です。このような理由で、BRICsやVISTAは非常に注目されています。
投資信託ではこれらの地域に特化したものや、また一国に特化したものもあります。ポートフォリオの中心に据えるにはちょっとリスクが高い商品ですが、アクセントとして検討してみるのもアリでしょう。